現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「二人とも、死んでるよ…」


占い師の格好をした男が、悟志達の傍まで来て言った。


「え?」


悟志達の顔が強張った。


美波は、困惑した様な顔をしている。


「まさか…!」


幹彦が、二人の周辺を彷徨き始めた。


足元へ視線をやりながら、何か探している様子だ。


「あっ!」


流依は声を上げると、すぐに幹彦の方へ行った。


そして、幹彦と同様に足元へ視線をやりながら、探し物を探し始めた。


そんな二人を、美波や占い師達は不思議そうに見詰めている。
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