現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「そうか。管理人の名前は?」


全員が見守る中、悟志は幽霊に質問を投げ掛け続ける。


「国東醍醐【クニサキ ダイゴ】か。分かった。国東は、幽霊屋敷のドコにいるんだ?」


悟志を見守る全員は、何時になったら悟志達の会話が終わるのか気になっていた。


早く悟志から、会話の内容を聞きたいためだ。


「え?それ、本当なのか…?」


悟志の顔が、一気に強張る。


全員が、息を飲んだ。


「だが、俺達が昨日、あの部屋に行った時に幽霊は一人もいなかったぞ?」
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