俺様生徒会長
 たぶん、クラスの男子達だろうな…。
 あーーーーもう、おもいっきり狙われてんじゃねぇか…。
「あのな、似合ってないからため息ついたんじゃねぇよ?」
「え? じゃぁなんでため息ついたの?」
 じっと俺の目を見てくる。
 俺と美奈じゃ身長の差が20cmくらいあるから、上目づかいでみてくるんだよな。
 腰を曲げて美奈の耳元で囁いた。
「…可愛すぎる。 でも美奈が鈍感すぎてため息がでた。」
 美奈の顔が赤い。
 こんなところも好きなんだよな。
「…ど、鈍感じゃないもんっっ!!」
「いや、十分鈍感だから。」
「~~~~っ!!」
 顔を赤くしてぷいッと俺から目を離した。
 本当、見てて飽きないんだよな。
「…でも、この服は許せないな。」
「し、しょうがないでしょ!!」
 あせる美奈も面白い。
 クスッと美奈に気づかれない笑みをこぼした。

 さあ、今日の帰りはどんな反応すんのか、楽しみだ。


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