彼氏は可愛い年下系
三章

彼カノ

「祐希奈おっせ」



「ごめん…」




保健室であったこと、本当だったんだ。




そう思わせるのは、目の前の悠希君が敬語じゃない事。




「チャリで来てくれたの?」



「だってその足じゃ歩くの辛いだろ?」



「うん…、ありがと」




颯と似たようなチャリに乗っていた。




青が好きなんだ、へー…。




「電車、一緒だったんだ」



「だね。時間違うだけだったんだ」



「おー」




自転車の裏に乗り、落ちないように肩を掴んだ。




「もっとガッツリ掴んでもいいのに」



「え、いや…遠慮する…よ」



「そ?」




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