PRINCESS×PRINCE

年上LittlePrince




「…え?この男の子を、¨君が¨助けたの?助けられたんじゃなくて?」

「………はい」


あれから随分遅く登場したお巡りさん。

もはや解決した事件なのに私達は近くの交番で事情を聞かれていた。



「はぁー、凄いねぇ」


嬉しくないし。
オッサンぶっ飛ばすぞ。

なんて、荒んだ思考回路がとんでもないことを思う。


「あの、もう遅刻じゃ済まされないくらい学校遅れてるんで早く終わりにしてくれませんか?」

「うっわ!みーちゃん真面目だな」


早くここから出て行きたいだけだっつの。

暢気な湊がイライラを煽る。
大体¨みーちゃん¨はヤメロ。
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