社長と小悪魔ハニーの年の差婚
「・・・俺はあなたの本当のキモチが訊きたかった…。俺もあなたに自分の本当のキモチを知って欲しかっただけです。社長は辞任しません…でも、美古を…蔑むのは止めてください!美古だって、モデルとして、この会社に貢献した人間ですから」



「マー君…」


絨毯の上にヘタリと座り込む副社長を尻目に俺は副社長室を出ていった。



「話は終わりましたか?」


扉の前では、栗原が直立不動で、俺を待っていた。



「終わった…」



「久しぶりに…美古さんのブログは更新されていますよ」


栗原は俺にプライベートのスマホを見せた。



「!!?」



なんだぁ!!?これは!!?
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