王子様と林檎飴
プロローグ
≪ 彩side ≫
「何て憂鬱なのかしら」
そう、今日は入学式。
小中高と名門私立に通う私は
正真正銘のお金持ち。
いわゆるお嬢様。
「広瀬、早く車を出して。」
かしこまりました、と笑顔で頷き
車を発進させるのは執事の広瀬。
「お嬢様は新入生の代表であいさつをなさるとか?」
そうよ、それが憂鬱で仕方ないの。
どうして私が全校生徒の前に立たなくてはいけないの?
初日からあまり目立ちたくないわ、、
「何て憂鬱なのかしら」
そう、今日は入学式。
小中高と名門私立に通う私は
正真正銘のお金持ち。
いわゆるお嬢様。
「広瀬、早く車を出して。」
かしこまりました、と笑顔で頷き
車を発進させるのは執事の広瀬。
「お嬢様は新入生の代表であいさつをなさるとか?」
そうよ、それが憂鬱で仕方ないの。
どうして私が全校生徒の前に立たなくてはいけないの?
初日からあまり目立ちたくないわ、、
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