【派生小説】第三話 C案
 
後ろに退くばかりの俺は間も無く、ビルの外壁に寄せられて。

腹に添えた手がぬるつき、服が動く度に重く揺れる。
次のをかわした後、俺も仕掛けるしか……。

「……ごめんなさい」

「は? 謝るならヤルなよ……!」

「ごめんなさい、私も……『仕事』なのよ!」

ブーツの踵からまた新しい刃物が……姿勢を低くかわすつもりが……。



間に合わない!
 
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