恋心屋

はじめてのデート

僕の家はどちらかというとあまり賑わってはいない場所にある。


普通、遊ぶときには隣町まで電車に乗る。


でも、今日は「デート」。


「デート」と「遊ぶ」ことの違いが僕にはわからなかった。


けれども、結局いい場所が浮かばなかったのでとりあえず、隣町まで行くことにした。


女の人からじぶんの姿がどんな風にみられているのか、その程度の意識はさすがに僕にもあった。


デートというものがどういうものかはわからなかったけれども、たぶんこれだったら中学生並にはみられるだろうとおもった。
< 10 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop