△~triangle~
「……ノラ、このまま放っておいたら本当に動かなくなるよ?」
蓮の真剣な言葉に、下唇を噛み締め更に強く膝を抱えた。
「……いいよ別に」
「よくないよ」
私の言葉に被せる様に、蓮が真っ直ぐに私を見て言い放つ。
明は少し困った様な顔をして髪を乾かしていた手を止めると、ドライヤーのスイッチを切った。
蓮の視線に自分の弱さを咎められている様な気がして、目を逸らしグッと拳を握り締めた。