キスはおとなの呼吸のように【完】
16.戦いの再決戦
四葉屋の兼田社長から呼びだしの電話があったのは、週が明けた月曜日だった。

午前中にルート営業を数件まわり、午後のコースに移ろうとしているとき大上先輩のケータイが鳴った。

「四葉屋さんからだ」

わたしに事務連絡だけして先輩はケータイを耳にあてる。
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