キスはおとなの呼吸のように【完】
「はいっ。わかりました」

大上先輩が満足そうにいう。

「よし。むだ口はここまでだ。さっさとこれをうえのフロアに運んでしまおう」

わたしは恥ずかしくなり、それをスーツのポケットにしまった。
あいた両手で再度ダンボールに手をかける。
大上先輩は満足げな表情でいう。
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