キスはおとなの呼吸のように【完】
平気だよ。

そういったニュアンスで、おとなのカズトはしずかにうなずいた。

それなら、わかった。

わたしも地面を立ちあがりカズトとおなじ視線にあがる。
強くカズトを抱きしめる。

カズトはわたしの肩にひたいをおしつけ、ほんのちょっとだけ泣いた。
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