【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦

「あ〜そういえば、アイツ授業中居眠りしてたかも〜」


愛未さんは“バレるなんて、バカよね〜”なんて言ってたけど、私も居眠りしてただけに、何も言えなかった。


「朝井さんも居眠りなんてするのね」


「そりゃ、するだろ…」


“あの先生の授業眠いからな”と笑う柾樹。


本当だよ!!
だから、私が寝てたのは不可抗力なんだって、言いたい。


「…そういえば、朝井さん、進学するって言ってたよ」


「受験生は大変だからな〜まぁ、愛未も頑張れよ?」


修平さんは余裕であの超難関のT大に合格したらしく、愛未さんに意地悪な笑みを向けていた。


愛未さんは“修平が教えてよね”なんて言って笑ってたけど。


…受験って大変なんだよね?


なんか1歳しか違わないのに1年生と2年生、2年生と3年生って全然違うんだなって思えた。


< 356 / 370 >

この作品をシェア

pagetop