ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
ドキドキしながら箱を開けると、小さな蝶々のチャームが着いたピアスが並んでいた。


蝶々のチャームの上では、寄り添うように着いた透明のストーンがキラキラと光っている。


「これって……もしかして宝石……?」


「ダイヤモンドだよ」


「嘘……」


目を見開いて驚くあたしに、雪ちゃんがおどけたように笑う。


「……かなり安物だけど、一応本物です」


「すっごく嬉しい……」


「知ってる?ダイヤモンドの宝石言葉って、“永遠の絆”なんだって」


雪ちゃんは、あたしの左手を持ち上げて薬指にそっと唇を付けた。


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