それから。〜不機嫌な先輩と不器用恋愛〜
……。
あ。
しまった。
きゃあっ!
めちゃくちゃ恥ずかしい。
「ぷっ」
根岸先輩が思わず吹き出していた。
「おもしろすぎるわ」
そう言って、わたしの頭をくしゃくしゃっと撫でた。
顔が熱くなりすぎて、耳から湯気が出た。
「駅まで送る」
そう言って、根岸先輩はポケットに手を突っ込んだ。
「でも……」
「また妙なのに引っかかりたいのか?」
わたしは首を振った。
「だったら、黙って言うこと聞いとけ」