それから。〜不機嫌な先輩と不器用恋愛〜
「バレない?」
「裏方だから。レジ打ったりとかはしないし」
「え?親は?」
「ひな、先生みたいね」
「だって」
「親には内緒。学校帰りに友達と遊んでることになってるからさ」
はあぁぁ。
信じられない。
「なんでそんなリスク背負ってまでバイトしなきゃいけないの?」
わたしが素朴な疑問をぶつけると、あやめちゃんはわたしに向き直って、両肩にぽんっと手を置いた。
「それはね、ひなさん。愛ですよ、愛」
「あい?」
あやめちゃんは大きく頷く。