ニューロティック・宴(エン)
『なぁあんた!
あの場に
居たんだろ!?
何で俺を
止めなかったんだよ!?』


沙織のお父さんが
お酒臭くなかったのは
久しぶりだった気がする。


周りの人が
あわてて止め、
連れて行く。


親戚の人が
ぼそぼそと話すのが
聞こえた。


『自分がやったこと、
覚えていないんですって。』


わたしは
全てのことが
可笑しくなり、
大笑いしてしまった。


笑いを止めること
なんて出来なかった。
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