ニューロティック・宴(エン)
夕食中、
そのニュースを見た
お父さん、


『詩織。』


『なに?』


『医者ではなく、
お母さんが
昔やってたような、
製薬会社の研究員でも
面白いかもな。』


『…え?』


『不死人の特効薬を
開発するんだよ。』



その瞬間、
お母さんが
見たこともない
恐ろしい顔で
お父さんの横顔を
見つめていました。
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