恋人は王子様!?

二人で…




BUBUBU


あっ、携帯…


裕ちゃんからだ。


「はい」


「今、何処?」


「これから電車に乗ります」


「駅まで迎えに行こうか?」


「大丈夫!一人で行けるから」


「…分かった。分からなくなったら電話しろよ」


「はい」


電話を切り…ほんと心配性だな。


地図を頼りに裕ちゃんのマンションへ―


インターホンを鳴らし、ロックを解除してもらい、裕ちゃんの部屋のある五階へ


エレベーターに乗って…何かドキドキしてきた。


部屋の前でインターホンを鳴らしたら、すぐにドアが開いた。


「やっと来たか」


部屋に招き入れられ


「お邪魔します」


リビングへ―


「綺麗な部屋だね」

「そうか?何もないだろ」


そう云われれば殺風景かな。


あっ、


「先生、これ…野崎先生から預かってきた書類」


差し出すと


「あ、サンキュー」

無造作にテーブルに置いた。


「大事な書類でしょ?ちゃんと片付けないと無くすよ」


「あ、そうだな…片付けてくるから座ってて」


「うん」


裕ちゃんが別の部屋へ


此処…2LDKかな。


裕ちゃん一人なら広いな。


ソファーに座ってるけど…手持ち無沙汰


喉渇いた。


お茶入れてもいいかな。


でも、やっぱり勝手が分からないし…



「裕ちゃん」


ドアをノックして声掛けた。


「ん」


部屋から出て来て


「どうした?」


「喉渇いたからお茶入れてもいいかな」

「あ、悪い、今入れる」


「ううん、私がするよ」




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