恋人は王子様!?



「菫」


「えっ?」


「お前は…幸せか?」


幸せだよ。


だけど…


「う~ん 50㌫くらいかな」


「…50㌫か?」


「うん」


「…100にはならないのか?…俺といても」


何だか淋しそう。


もう、意地悪は止めようかな。


「後の50㌫はね、大学に受かったら75㌫…それから裕ちゃんのお嫁さんになれたら100㌫」


「……」


「ね!」


「フッ そうだな」


再び抱き寄せて


「じゃあ俺も50か」

「そうだね」


「お前を大学に受からせて75、嫁さんにして100か」


「うん」


「じゃあ100になるまで最低四年半は掛かるわけか」


「最短でね」


「はぁ~ あっ」


「うん?」


裕ちゃんの顔を見上げると、ニヤッて



「学生結婚ってのもありだな」


「が、学生結婚?」

「あぁ」


「…裕ちゃん」


「ん?」


「な、何か…急いでる?」


「へっ?」


何か急いで結婚しなきゃいけないわけとか…


私の顔をじぃっと見て


「お前…また変な事を考えてるだろ」


「変な事って…何も考えてないよ」


「……」


「ほんとだって」


私が何を考えたと云うのよ。



< 130 / 215 >

この作品をシェア

pagetop