『多良家』の嫁☆〜お隣BOY☆続編〜
「いえ、僕は…結婚前提にお付き合いしたいと思ってます!」


おさるさんは宣言しました。


「くくっ…」


虎太朗が笑います。


「こ、こら…虎太朗…」


お母さん声が震えてますから。


「な、何がおかしいんですか!」


真っ赤な顔のおさるさんはややきれ気味です。


何…?


理解できてない私に…


「タラフクと同じで…」


虎太朗が言った。


岡愛理…


オカ…エリ…


オカエリ。


「おかえり…」


私の言葉に、多良家は大笑い。


愛理ちゃんは怒ります。


こんなことって…


よくあることなんでしょうか…?


「タラフクよりはマシだって…」


将太はロールキャベツが入った口で言いました。


だから…


タラフク食ってんのはお前だろ!!


美來の泣き声が響き渡った。


「あ、お父さんそっくりですね!」


おさるさんは将太に向かって言います。


やめてくれ…


「お父さんは俺だけど…」

虎太朗は少しムッとしてます。


「えぇ!!」


おさるさんはキョロキョロしてます。


こうしてるとほんとにおさるさんみたいです…


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