Dear.幽霊の君。
「あたしの質問に答えて」
「えー?何だっけ、質問って」
うざい!
何このキャラ!?
忘れるとかマジありえなうぃーねー。
チャラく言ってみたけど全然おさまらない。
ついに、あたしのどこかからプチッという音が聞こえた。
「マジふざけ「分かった」
・・・・・・・え?
え、何美仔!?
何が分かったの?
まさかのイイとこ取り?
「あんたがその気なら、こっちも本気でいく」
本気!?
うそでしょ、美仔が本気っ!?
「もう一度言うね。お前何しに来た?」
美仔の美しすぎる笑顔。
その奥には、ハンパないほどの殺気。
友達歴2年のあたしも見たことがない。
美仔、あなたの目ヂカラがやばいよ。
いつもは大きくてうらやましいけど、今は全然うらやましくない。
むしろ怖くて直視できない。
「え?聞こえなかったな~」
クソ野郎っ!!
アンタこの空気感分かってよ!
「何の質問したの?」
クソ野郎の一言。
その瞬間、地獄の扉が開かれた・・・
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