ROCK YOU!
「はぁ、はぁ……望月、くん?」
すごいスピードで階段を登り、教室までつれてこられた私。
「望月くん?」
望月くんは、無言で後ろのロッカーをあさり始めた。
「…あった」
そう小さく呟いた望月くんは、ツカツカと私の所へ来て
「くさいかもしれね」
そう言って差し出したのは、大きいジャージだった。
「デカいと思うけど。これ、着とけ」
望月くんのジャージは、当たり前だけど大きくて。
そして、なんだかちょっと嬉しかった。
「あっ、ありがとう!助かったよっ…」
「いや、元々オレが悪いし。」
私がお礼を言うと望月くんは、照れたように顔を背けた。
……やっぱり、可愛い。
「あ、じゃぁ、着て来るね」
「おう」
私はそう言って、女子トイレへと向かった。