ROCK YOU!


「お、和!どう言う風の吹き回しさ」


カノちゃんが、頬杖をつきながら楽しそうに聞いてきた。

多分、あの3人と挨拶したことだろう。


「水澤に、和-って呼ばれてたじゃん!」


ユウちゃんもノッってきた。


「あ、うん。昨日ね・・・望月くんたちのバンドの練習を見学してて」

「バンド?ああ、新井以外の3人でやってるってやつか」

「噂でしか聞いたことないー」

「それで、帰り道が一緒になって・・・アドレス交換して」




私は、昨日の出来事をサラっと話した。


「へえ~?そもそも何で、そのバンドが練習してるとこ見つけたのさ?」

心底楽しそうなカノちゃん。


「ちょっと、担任に頼まれて望月くん探してたら・・・偶然ね」



そう。


本当に偶然だった。



あそこで、望月くんの歌声が聞こえた事・・・



それが、パパの曲だった事。



「ね、全然怖いやつらじゃなかったでしょ?」

「うん!」

「水澤とか、超カルいけどねー」


そっか

カノちゃんと水澤くんは同中なんだっけ。



「ま、友達できてよかったじゃん!!」

「もしなんかあったら、あいつら頼りになるからさ」



「うん!」

< 57 / 82 >

この作品をシェア

pagetop