秘密のキスをしたとしても。
「うーん、確かに花ちゃんのオーラは凄まじいよなぁ。芸能人が持ってる様な感じだもん。それに富川隼人の妹だし」
斜め向かえに座っているソラ君が私の顔をまじまじと見ながら言う。
…芸能人って。私は平凡過ぎる学生ですから…。
なんて思いながらポテトを一口、口へ運んだ。
「あれ?花、ポテトしか食べないの?」
再びハンバーガーを食べている亜美が、私のトレイの中を見て呟いた。
「あ、うん」
流れでポテトだけになってしまったとは言えず、私は笑顔で頷いた。