秘密のキスをしたとしても。


ああやって、周りを気にせずに彼氏と言い合えるなんて私からしたら羨ましい限り。



フと目線をあげると、天井窓に桜の花びらが無数に散らばっていた。


綺麗。


ひらひらと舞い続ける花びらを見て、出てきた言葉。



その桜に見入っていると、突然、肩を軽く誰かに叩かれてビクッと体が跳ねる。



「花、何してんの?こんな所で」


ハンカチで手を拭きながら不思議そうに首を傾げそう言ったのは、昔からの親友、亜美(アミ)だった。



    
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