ツイテル恋、ツイテナイ恋☆
「もしもし」
「あ、佐藤です」しばらく間があいたが、佐藤は話し始めた。
「さっきは色々とごめん。俺、何にも気付かなくて。自分に悪い所があったら言って欲しいんだよ。最近は就活でいっぱいいっぱいでっていうのもあって、自分に余裕がなかったのかな」
「私も言いすぎちゃってごめんね。就活忙しいのに佐藤さんの気持ちをわかってなかったかなって。でもね、疲れている時は無理しないで言ってほしいし、デート代だって割り勘でいいんだよ。私、自分の分はちゃんと払うし」
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