素敵すぎる恋愛…あなたの世界へ…
コンコン・・


私と、勇人さんは一緒に社長室への足を踏み入れた・・・


彼は・・・

社長専用の椅子に座り、長い脚を伸ばし、外を見ていた・・・


『貴俊さん・・・』


声をかけると、びっくりしたような顔をした後・・・

いつものやさしい彼の表情に変っていった・・・


「社長・・・気持ち悪いですけど・・・その顔。

 私たちには見せたことのない表情ですねぇ・・・

 奥様を溺愛しているのですね・・・」


勇人さんはちょっと意地悪・・・


「まあな。俺の惚れた奥さんだからな・・・」
 

なんて、またまた、甘い言葉を恥ずかしくもなくいう・・・


「愛美・・・こっちへおいで・・・

 なんで勇人と一緒なんだ?」


『マンションまでお迎えに来てくれました・・・』


「勇人・・・キサマ。」


「まあ…愛美ちゃん一人じゃここまで来れないでしょ・・・
 
 だから、俺が…エスコートしたってわけ・・・」


確かに・・・勇人さんの言うとおり・・・
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