五人の王子に仕えしは
隣にいる和真君はというと、見た目のヤンキーぽさに似合わない俯き加減でパンを貪っていた。
因みに今更だが花折君はまだ保健室で寝込んでいる。
私は、なぜか奏君に『お前はぜってぇ来い』と痛む頭を押さえつつ無理矢理連れてこられたのである。
最悪だー。
「ところで鈴奈ちゃん、もう体調は大丈夫なの?」
私が丁度お弁当を食べ終えた辺りで、春川さんが私に聞いた。
優しいなあ、体調を気遣ってくれるなんて、奏君とは大違いだ!!