五人の王子に仕えしは
私は誰に連行されているのだろうか。
「……で、何なんですかあなた!? 誘拐まがいの行いをして楽しいか!? それとも誘拐プレイ(?)が好きなのか!? 後者なら性癖が合わない! 前者でも許さん! 離せーっ!」
「ちょっと黙れ」
視界と口は開けたものの、誘拐犯によって頭が固定されていて振り向けない。
私が連れてこられたのは、使われていない空き教室だった。
「今の声……か、神崎君!?」
「ご名答」
そう言われた瞬間、全身の血の気が引いた。
私の人生終わった。
リンチされる……!