冬に降る涙の雨。


「…………っ」


気づけば目からは暖かい雫が零れ落ちていた。


「……う……っ」


泣き止め、自分。

何を、こんなことで負けてるの……!!


今まで、大丈夫だったじゃん。

耐えて来たじゃん………!!



何で……?


たった3日間、カナちゃんと過ごしただけじゃない……。


ただ、それだけなのに。

それだけなのに、私はこんなにも変わってしまった。


カナちゃんなしじゃ、ダメみたいに。



どうしたらいい?

こんな、ダメになっちゃった私は。

あと3日で、カナちゃんとは一緒にいられなくなっちゃうんだよ?


こんなんじゃ、私、ダメだ……



どうにかして、慣れなきゃ……




< 105 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop