コルニクス
◆ELEVEN

宵。
たまに聞こえるエンジン音。

夜中。
昼間は聞こえない海鳴り。

暁。
吸い込まれそうな暗黒の海。

朝だき。
消え失せていく天の川。

曙。
ほのぼのと明けはじめる夜。

東雲。
海にやっと沈んでいく白い月。

朝ぼらけ。
力なく光る山の端。

有明。
霜が降りて白く霞む風景。

朝。
昇る太陽。グラデーションの空。

「皆、朝よっ!」

マレさんの声。

私はぐーぐー鳴るお腹を押えてダイニングへ行く。

「えっ!?セルッ!?」

当然のごとく驚く皆。

「セルがひとりでに起きてきた~!!」

そう。私は、

…眠れなかった。

徹夜は時間を持て余し、魅力的な大自然を沢山堪能できた。

< 145 / 575 >

この作品をシェア

pagetop