年下彼女に負ける俺-1-
気がつけば、私は眠っていた。

そして目を開けば、隣には運転をしている聡ちゃんが。




「あれ?私眠ってた?」


まだ眠くて覚めない目をこすりながら言う。






「うん、眠ってた。でも大丈夫。可愛い寝顔はバッチリ見ておいたから。」


「大丈夫ってなにが!?」



ははっと言う聡ちゃんは、笑ってごまかす。




「あっ、それともう少しで着くから。」


「はーい。」


返事をしながら時計を見れば、4時50分だった。





もう少しで聡ちゃんの会社の人たちと会うと思うと、少しだけ緊張した。
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