年下彼女に負ける俺-1-
「さっきからなに考えてるの?」


車が動き出して窓の外を眺めていると、喜嶋さんが聞いてきた。




「なにも、考えてませんよ。」


「そっか。っていうか、彼氏の聡介格好いいよね。」


男の俺でも惚れちゃいそうだよという喜嶋さんの考えは、私に似ている気がした。





「もしかして喜嶋さん、ゲイッすか?」


二人の会話に拓さんが入ってきた。




「えっ…」


さすがに私もそれは引く。




「違う違う!ゲイじゃないから!」


喜嶋さんは全力で否定するけど、ちょっと怪しいと思ってしまったり。




「美桜子ちゃん、違うからね?」


慌てながら否定する喜嶋さんを見ていたら、いつの間にか笑っていた。
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