年下彼女に負ける俺-1-
校門に着くと浅間が言った。




「じゃあ、また明日な!」


「うん。バイバイ。」





別れのあいさつが終われば、浅間は走って行ってしまった。









「っていうか、なんでいるの?」




車の隣に立っている聡ちゃんに聞く。




「おばさんに頼まれたから。

美桜子が倒れたから迎えよろしくだってさ。」



「別にいいのに。一人で帰れるし。」





聡ちゃんがいる方向とは違う方向を見て言う。
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