年下彼女に負ける俺-1-
『まっ、お前も可愛いけどな。』



その言葉が書かれたノートを見れば、私の身体は熱くなり、恥ずかしいという気持ちが込み上げてきた。





「あ、あ…」


「あ?」




気づけば大声で口にしていた。




「あ、浅間に言われても嬉しくないんだからっ!!」




私の言葉によって、クラスのみんなが私と浅間を交互に見た。

先生だけは私のことだけを見ていた。
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