一目恋探偵事務所
「一目恋?」
「そ!一目恋」
「なんか、妖怪みたいだね」
「え?だって俺妖怪だし」

「・・・はぁぁぁぁぁぁあ!?」

私は思わず叫んでしまった。

「なにをいまさら。この尻尾触って、容姿みたらバカでもわかるっつの!」

・・・まさかホントに妖怪だったとは・・・

「ま、俺の周りには俺を恨んでる妖怪とか、人間が言うオバケとかも寄ってくるから、あんま俺からは離れないこったな」

「は・・・はい」

そんなことを話していると、第二図書室の奥の戸棚からガタっという物音が聞こえた。

「な・・・なに?」
そういえば私はまだ第二図書室にいるんだった!

「なんかいるみてぇだな。妖怪ではなさそうだけどな」

「み、見てみる!」

私は意を決してそ~っと戸棚へ近づく。


戸棚へ近づくにつれ、なにかの物陰が見えてきた。

私は、深呼吸すると、その物陰にとびかかった。
「えいやっ」
  

「紅!捕まえたか!?」

「・・・きゃああああ!」

「紅!?」
「こ・・・校長だ・・・」

「ンだよ、人じゃね~か」

「校長キモいぃぃぃ」
「ぶはっ、校長にビビってどーすんだ」

「だ、だって・・・校長苦手なんだもん」

「つか、このジイサンなんでこんなとこで寝てんだよ」

「あぁ、校長ボケてるから」

「ふ~ん。とりあえず、帰るか!」



そう言われ、帰ることにした。


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