きっと永遠に伝わらない想い
出会い

君との出会いは5年前。

「ありさ~部活行く?」

『しほ~ちょっと待って』

「ありさまた課題してないんでしょ?」

『ごめーん、すぐ終わらせるからっ待ってよ~』

「はいはい、急がないと先輩達うざいんだからね」

あたしは勉強が嫌いだ。
数字を見ると目が回る。
英語を見ると目が回る。

部活なんてしたくない
でも学校の校則で
全校強制入部になっていて
あたしは一番楽そうな
卓球部に入部していた。

< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop