はーとふる。
名波晴。

 AM:4:05

 「4時5分か、」

  せっかくの日曜日なのに、こんな時間に目が覚めてしまった。


 「あー、どうしよう、コンビニ行こうかな、」


 あたしは朝からジャージにサンダルで髪だけとかして外に出た。

 
 リリンリリン。 コンビニのドアが開く音。


 あたし この音好き。 

 
 小さいとき パパがよく夕飯食べ終わってから アイスを買いにつれてってくれたから。


 あたしは 苺の果肉がたくさんのった アイスを選んで、

 
 レジに並んだ。


 「いらっしゃいませー」


 あたしは何も答えずにネームプレートを見た。


 “名波”

 
 「120円になりまーす」


 あたしは ふと顔を上げた。


 「あ。」


 「晴くん。」

 
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