水に映る月
 

エレベーターで上階に上がり、3階で降りた。


門を開けると小さなポーチの向こうに、玄関ドア。

ユーナさんに「どうぞ」と促され、あたしは中に入った。


「お邪魔します。」


案内されたリビングルームで、ソファに座る。

“ソラ”と呼ばれた男の子が、不思議そうな顔で、あたしを見た。


「かぁしゃーん、こぇ、だぇ?」


あたしを指さして、男の子が訊いた。


カウンターキッチンの中から、ユーナさんは


「母さんのお友達♪」


と、答えていた。


 
< 228 / 370 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop