水に映る月
その間、部屋の中で起こったことは、あたしが想像していた通り。
ただ‥。
─ あの子、純ちゃん以上に変わってるな ─
あの夜、慧が言っていたように、清香が相手じゃ、無理矢理にはならなかったってこと。
「あたしがゆーのもなんやけど、清香、もぉちょっと自分を大事にした方が良く無い?」
まともぶって、説教じみたことを言ってる。
そんな自分に気付いて、複雑なキモチになる。
「ほんま、純には言われたくないわ~♪」
「夏、ヤクザに監禁された時もやけど、今回のも犯罪やん。」
「別にイイやん♪」
清香の父親は警察官。
そして、彼女は父親を憎んでいる。