捨て犬な彼 ─甘えんぼクンと俺様クン─
カーテンの隙間から月の光が射してる。
片付けとか色々してたらこんな時間になっちゃった。
「じゃあ、ハル。お風呂入ってくるからね?」
「んー」
洋服とにらめっこしながら生返事を返したハルに、念をおした。
「ぜっっったいに!覗かないでよね!」
「大丈夫だよぉ~蘭が出てくるまでお利口ハルくんだから」
覗いたりしたらすぐに追い出す!
まぁ、ハルに限ってそんな事はないか。
「それじゃ、いってきまーす」
「いってらっしゃーい」
あたしはバスルームにむかった。