恋と上司の甘い相関関係
薄い緑色の作業服に身を包み、頭には帽子、顔はマスクで覆っているあたしは

見開いた目だけで驚きと困惑を表現してみせた。


そして機械の音に負けないように大きな声で叫ぶように話す。



「何であたしが!?まだ3年目ですよ!?」



こんな単純作業しかしてないあたしに、いきなり商品開発のチームに加われなんて…そんな無茶な……!!


同じ格好をして眼鏡を掛けた常務は全く動じず、さっきからずっとあたしとは反対に穏やかに目を細めている。


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