恋と上司の甘い相関関係
「そう…、だからこっちとしても拓海に何かしらの処分を下さなきゃいけなくてね…。
それが決定するまで、とりあえず自宅謹慎ってことにしてるのよ」


「そんな──…」


「私も結城さんがあそこまで思い詰めてしまうとは思わなかった。

拓海が勝手に承諾しちゃったのが事の発端だから、申し訳ない気持ちで一杯なんだけど…」



『でも、』と専務は俯いていた顔を上げた。



「やっぱり母親としては、拓海には本当に好きになった相手と結婚してほしいって想いは変わらないの」



複雑そうな表情を浮かべたまま、専務は何かを思い出すように遠くを眺める。


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