〜雨のち晴れたら〜
ただ、幼なじみの唯(ゆい)だけは別だ。


学校の中でも気を使って話し掛けてくれる。



唯は、僕とはある意味全く逆のタイプで、明るくて、ハキハキした感じの見た目も、まあ、悪くない。

そのため、常に周りには友達がたくさんいて、聞く話しによると、校内でも一、二を争う程人気らしい。


いつからか、こんな唯と、いつも坂道で挨拶を交わす事が日課となっていた。
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