こちらミクモ探偵事務所3
紘哉は舌打ちをし、鋭い眼光で恵一を睨む。
紘哉に睨まれ、彼は一瞬怯むが、すぐに体制を立て直した。
そして、取り上げた文庫本を紘哉に渡す。
「何で睨むんだよ!せっかくいいこと教えてやろうと思ったのに!」
「……いいこと?」
戻ってきた文庫本で恵一をひっぱたこうとしていた手が止まる。
恵一はいたずらっぽく笑った。
「俺さ、色々考えたんだよ」
「その少ない脳みそで?」
「少ないは余計だっ!」