HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「はい、これが名刺と身分証。で、今日のスケジュールを書き込むもの、何か持ってるかな?」


「はい、大丈夫です。」


私はカバンから新品の名刺入れと手帳を取り出した。


これは昨日、ケイが時間ギリギリまで一緒に選んでくれたものだ。


「安物は買うな!」と言って、高価な万年筆までケイが全部買ってくれた。


あの『青木 慶太』の専属マネージャーだもんね‥私もしっかりしないと‥。


「名刺入れに手帳、今日の服装と‥今のところは文句なしかな。余程優秀な”指導者“がいるみたいだね。」


須藤さんがケイの方を見て笑って言った。


“須藤さんは優しい人だけど、仕事には厳しいから学べることはたくさん学べよ?”


そう教えてくれたのもケイだ。
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