ラブストーリーとしては成り立たない
二人
ラブストーリーとしては、どこか、いびつで
甘くもなく、切なさよりも、しょっぱくて
オトコとオンナのカンケイで切り取るには、つまらない 2人。
つながっているとも思えないし、ましてや、分かり合えてるとは思えない。

オットがワタシを理解しているなんて思っていないし
オットも、わかってる、なんていって欲しくないことぐらいは、わかるよ。

そんな私達が、「単位」で生きているのって、どうしてなんだろう。

愛してるなんて、思い違いのような気がする。
そんな言葉をもう、10年もかみ殺してきた。
10年経っても、ワタシは変われなくて、泣いている。

手をつなぐことさえ、肩にふれることさえ拒む人と、
どうしてセックスできるのか自分でも、不思議。
そのときだけは、必要とされているから?
その時だけは、確かにいると感じられるから。
性欲なのか、さえも、わからない。

ほんのちょっとしたことをきっかけに、
ものすごくカンタンに 終わるかもしれない私たち。
そうなるかもしれないなんて、予想を打ち消して
一生懸命、オットの寝顔を見続けても、事態は変らない。

いないほうが、あわないほうが、よかったんじゃないか、って。
何度も、何度も、そう思った。

ワタシなんて、いてもいなくてもいいんだろう。
いないほうが、いいんだろう、と、そう思わせるのも、オットの技?

どうして、オットは、ワタシといるのか、わからない。
分かり合おうという気はなくて、面倒になると遮断するくせに

どうして、ワタシが、オットといるのかも、わからない。
楽しくもないし、ただおびえてるだけなのに。
オットがいなくなったら、困る理由は、お金だけ?
愛しているのか、離れたいのかも、わからない。

前も後もなく、いきなり突き刺してくるオットの剣の鋭さに
ワタシは、感じるよりも、先に、身構えてる。
どこかで、力を入れてるし、自分で自分を支えている。

オットは、抜き去った剣を納めたら、
そんなつもりじゃない、愛のつもりじゃない、と
言うような気がする。

それで、いいのだ、大人だから。
夫婦でも、恋人でも 
溶け合って一つになんかなれない、と知ってしまったから
ラブストーリーとしては、成り立たない二人。
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