幼なじみじゃイヤなんだ。
───・・・




「なぁなぁ、桜。」



「な、なに?今授業中だよ・・・」



「試合で、ゴール決めれたら、ご褒美くれる?」



「なぁーに甘えちゃってんの?何もあげない。」



「冷てーな。それを励みにしたら、もっと頑張れるって言っても?」



「・・・・・・・・ち、ちなみに何が欲しいの?」



「欲しいって言うか・・・・・デートしよ」



「『デートって言うな』って言ってたの誰?でも、そんなんでいいの?」



「いつもより、遠出しよっか。夏休みに2人で。」



「行く!行く!!どこ行きたいの?」



「んー・・・。子どもの時連れて行ってもらった水族館は?」



「うわぁ!行くっ!流瑠がシュート決めなくても行っちゃおう!」



「…侮るなよ。必ず入れてやる!それに、入り口の水槽にいる、桜にそっくりなヤツも見たいしな。」



「私にそっくりな?熱帯魚とか!ラッコかな!」



「いや。鰯(いわし)」



「はい?鰯!?なんで大衆魚なのよっ!?目立たないし!安っいし」



「鰯に謝れ。桜」



「いやっ!私が鰯なら、流瑠は…」






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